2021年5月28日金曜日

チェンマイで健康になろう! チェンマイ・ウォーキング

ロングステイヤー(長期滞在者)に人気のチェンマイ。最近は、30代40代50代の女子にも人気です。
その理由の一つとして、癒される。元気になる。健康になる。など、体の調子が良くなる人が多いからだと思います。

高血圧や、メニエルなども治ったというロングステイヤーの人もいました。

暖かい気候のおかげで、血行が良くなるからでしょう。




TESでは、ウォーキングのイベントを定期的に行ってます。


個人的には毎日1万歩を目標にして歩いています。

ぜひ、チェンマイ にきて一緒に歩きませんか?


体が健康になります。


現在日本では、コロナで運動不足になったり、ストレスが溜まったりします。


この機会にタイに来ましょう!


今、タイには45日+30日。合計で75日はビザなしで入国できます。14日の隔離がありますが、その期間はネットレッスンなどもできますし、ゆっくりするいい機会になります。


チェンマイで、英語の勉強とウォーキング!

リフレッシュしましょう。


現在はCOE といって面倒くさい手続きが必要ですが、サポートサービスもあるので簡単!お問い合わせはホームページから!






今はドリアンの季節です♪

2021年5月21日金曜日

『チェンマイ旧市街一周ウォーキング』その3

(4)チェンマイ門へ
スワンプルン門を離れると、人のにぎわいが旧市街第一のチェンマイ門前市場が見えてくる。
車やオートバイが行き交い、車の荷台から荷物を運び出し人、買い物に思案する人、客待ち顔であたりを見回す店員。

道端にはテーブルが置かれ、軽い朝食やコーヒーを楽しむ人が、道ゆく人を優しい目で追っている。








(5) ターペー門へ
チェンマイ門を過ぎると、遊歩道を走る若い女性の姿が多くなる。
市の中心街、走りやすい道、見晴らしのよい景色。
格好のランニングコースである。
ほどなくターペー門の赤壁が見えてくる。








この赤壁を作っている煉瓦は風化し始めていて、手で触れると簡単に崩れそうである。
昇るのは禁止の看板が出ているが、見ただけで危険極まりないのが分かる。
ターペー門はチェンマイ第一の目抜き通りにあり、この門を通り抜けるとワットプラッシンに出る。
チェンマイ発展の縁起をもたらしたプラッシン仏が、この寺には安置されている。
チェンマイで有名な水かけ祭ソンクラーンは、このプラッシン仏をかついで町中を練り歩いてから開始する。
プラッシン仏は遠路はるばるスリランカからやってきた、由緒正しい仏像である。
この仏像が長旅の間に各地にさまざまな奇跡を残しながらチェンマイにたどり着く話は、一晩では語りつくせないほどある。
霊験あらたかな仏像なのだ。

ここに来る街路樹に興味が湧く。
木の枝の張り方が尋常ではない。
普通木の枝はヤシの木のように縦に伸びるか、松のように横に広がるか、その中間の縦にも横にも広がる3種類しかないと考えてあたが、その常識はチェンマイで破られる。ターペー門にいたる街路樹だけでなく、あちこちの木の枝の張り方がおもしろい。
枝がカーブを描いている。






根本から3つに分かれている。




人が身を反らせながら、手を前に伸ばしているような木の枝もある。




両手を上に振り上げて踊っているような木もある。
風の影響とは考えにくい。
風の影響なら、ほかの木の枝も同じ枝の張り方をすれはずだ。
一本だけが変な枝をしているのは、なぜなのか。
謎は深まるばかりだが、私の考えはこれは木が踊っているダンシングツリーではないか、ということである。
これについては、改めて触れてみたい。



(6) チャンプアック門へ

さすがに歩き慣れないせいか、1時間半歩き続けると足が重くなる。
始めは一歩一歩確かめるようにあるいていたが、最後には右足と左足が交互に勝手に動いているような歩き方になっている。
足の運びが機械的になる。
少し汗もにじんでくる。
握った手にも汗が浮いて、ベトベトしている。
手を開いたり閉じたりして手のベトつきを乾かしながら、ようやくチャンプアック門にたどり着く。

チャンプアック門から見るドイステープ山はことに美しい。
チェンマイ百景を選ぶとすれば、真っ先にチャンプアック門から見るドイステープ山を推したい。






チャンプアック門にそよぐ涼しい風に吹かれて、元気を取り戻す。
軽い足取りで、
いそいそと屋台のお粥に向かう。
空っぽの胃袋に、お粥の香りがしみていく。
足の疲れがとれたら、また歩いてみたい。




『チェンマイ旧市街一周ウォーキング』その2

(3) スアンプルン門へ

スアンドーク門を過ぎると、行き交う散歩者の数も増えてくる。
托鉢する僧侶もちらほら見える。
コロナ以前は持ちきれないほどの食料品を抱えていたが、コロナ禍のもと人々の生活が苦しい現状を反映して、托鉢を入れる袋はしぼんでいる。
足早に立ち去る僧侶の姿を追うが、早くて追いつけない。
見る間に遠くなる。



道は大きくカーブしてさらに広々とした歩道に入る。
人が数人並んで歩けるような歩道には、ジョギングしている人、早足で歩いている人、体操をしているさまざまな人がいる。




ここが一番のランニングコースかもしれない。
それぞれお気に入りのスポーツウェアを着て、走ったり歩いたりしている姿は、健康そのものだ。
百メートル以上あるこのコースを通り抜けると、スワンプルン門が見えてくる。
旧市街は東西南北にそれぞれ1つずつの門で囲まれているが、南面だけ2つの門がある。
チェンマイ門とスワンプルン門だ。
スワンプルン門は死者たちを送り出したり、迎えたりする特別な門だということを、何かの本で読んだことがある。
死者の穢れを避けるために、特別に作られた門らしい。
スワンプルン門から見るお堀の景色は特に美しい。










南国を思わせる並木の間から昇る朝日は、何とも言えない清々しさを湛えている。
昼間来ても美しさに見とれて飽きがこないのは、私だけだろうか。
この風景をいつか水彩画に描いてみたいと思っている。

門を通ってしばらく行くと、急に人と車が増える。
南のチェンマイ門前の市場に群がる人々の姿だ。


『チェンマイ旧市街一周ウォーキング』

『チェンマイ旧市街一周ウォーキング』(1)


朝7:30ごろ、お粥を食べにチャンプアック市場に向かっていると、知り合いの日本人青年に会う。
朝なのに身にまとった黒いスウェットスーツには汗がにじんでいる。
何故汗をかいているのか聞いたら、毎朝5時から1時間半かけてチェンマイ旧市街を一周してくるのだと言う。
血色がよく、身体も引き締まって生き生きしている。
「これだ!」
最近少し歩くと疲れて足腰の弱さを痛感してきたので、すぐに実行してみようと決意する。
旧市街一周。
1時間半。
近いし、ちょうど手頃なコースだ。しかも早朝なので空気の汚れもなく、気温も高くない。

翌朝から則実行しようと思ったが、夜遅くまで起きている習慣から朝起きられない。
1日、2日と寝坊してしまう。
ようやく3日目の朝、暑さに耐えきれず目が覚めたのが5時半。
早速着替えてスニーカーをはいて、外に出る。
足腰の柔軟体操を入念に繰り返して、いざ出発。
出発点のチァンプアック門を目指す。
チァンプアック門の前の朝市の準備は進み、路傍には屋台が並び始めている。







顔見知りの屋台のおばさんと目があって、軽くうなずいて見送ってくれる。
いよいよチァンプアック門に着く。


(2)スアンドーク門へ

チァンプアック門を右に曲がり、お堀に沿って旧市街の外側の遊歩道を進む。
歩いていると、後から走ってきた人があざやかに追い抜いていく。
けれど、お堀の静かな水面や、そこに浮かぶ赤い花のひそかな美しさは走っていては見逃すだろう、と思う。
チェンマイの町の良さは歩いてみないと分からない、ということをつくづく感じている。
歩いて初めて見えてくるものがある。

お堀の外側の道から旧市街の内側に沿って伸びるスリプン通りの細い道をたどる。
チェンマイの良さは、どこを歩いても数百年前のランナータイの遺跡が、あちこちに見られることである。
古代のチェンマイ人が息をひそめて、見守っているように感じる。





スワンドーク門に向かう道は、広くて歩きやすい。
木々の緑や、足元の草の緑が快い感触を足の裏に伝えてくる。
タマラス靴を脱いで、裸足で歩いてみることにする。
朝露をふくんだヒンヤリとした感触が何とも言えず気持ちよいと思ったのは最初だけ。
小さな小石が足の裏をチクチク刺して、歩きにくい





少し歩いて止まる。また少し歩いて止まる。
とうとう我慢できず、脱いだ靴を履き直す。
ようやくスワンドーク門に着く。
1/4を歩いたことになる。
門を眺めていると、あざやかな朱色の僧衣をまとったお坊さんが通りかかる。
すると、それまで道の足元を照らしていたライトが、一段と明るくなったように光を増した。