コンセントを出し入れしている。
何をしているのかと、学生たちが背伸びをしてみていると、扇風機の
プラグをコンセントに入れて
Plug in. (プラグを入れる。)
と大きな声でいう。
学生もつられて
Plug in.
と大きな声で呼応する。
先生がボードに書く。
Plug the TV in. (テレビのプラグを入れる。)
これもOKです、と先生が言う。
Plug in the TV (テレビのプラグを入れる。)
学生が質問する。
Plug in it .OK ?
(そのプラグを入れる、これでいいですか?)
先生は笑って人差し指を横に振りながら、きっぱりいう。
No.
Plug it in. (それのプラグを入れる。)
「名詞のときはin の前でも後ろにおいてかまいませんが、
代名詞のときは必ずin の前に置きます。」
ははあ、そんな規則があったのか。
一同納得。
学生の一人がすぐに反応する。
Plug it in the consent .( そのプラグをコンセントに入れる、)
先生は再び笑いながら 「No!」
「電気の差し入れ口をconsent というのは和製英語です。正しくは
outlet と言います。
Plug it in the outlet . (そのプラグを電気の差し入れ口に入れる。)
先生が扇風機のプラグを引きだすのを見て、学生の一人が言う。
Plug out .
先生がNo ! と答える。
別の学生が言う。
Plug off.
先生が再びNo ! と答える。
なぜ違うのだろう?
学生たちは小首をかしげる。
「プラグを引き抜くのはunplug と言います。plug out とは言いません。」
Plug in <=> unplug (× plug out)
なるほどそういうことか。
一同納得。
ボードに先生は続けて書く。
turn on/ off (電気などをつける/消す)
Turn the light on. (〇 電気をつける)
Turn on the light . (〇 電気をつける)
Turn it on (〇 それをつける)
Turn on it . (× 代名詞は後に置いてはダメ)
分かったぞ。
規則が見えてきた。
「では、hook up (取り付ける、接続させる)でも同じように使えますね。」
先生は学生に自分で応用練習するように促す。
I have to hook the TV up the computer .
(私はテレビをコンピューターに取り付けなければなりません。)
先生は学生のつまづきを見逃さない。
「hook upの場合は to~を使って『~に接続する』となります。」
I have to hook up the TV to the computer .
先生はOK!という。
別の学生が割り込んでくる。
I have to hook the TV up to the internet .
(私はテレビをインターネットに接続しなければならない。)
「その通り」と先生は言う。
I have to hook up the TV to the DVD player .
(私はテレビをDVDに接続しなければならない)
OK と先生はいう。
Plug in/ unplug, turn on/ off , hook up , turn up / down (音量を上げる/下げる)
などにも同じ規則が使えると先生はいう。
今日は「お得感」のある授業でした。
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