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2020年10月12日月曜日

秘境?棚田の村 パーポンピアンへ






ある生徒さんに、今まで行った中でどこがよかった?と聞いたら、チェンマイの棚田だと言った。

棚田??
あまり聞いたことがないが、最近ツアーの案内でドイインタノン(タイで一番高い山)の近くにあると聞いた。
早速ネットで調べてみると「パーポンピアン」という地名が出てきた。チェンマイに14年住んでいるが、この名前を聞いたのは初めてだった。



タイ人に聞いてみると、あまり有名なところではないので、行ったことがないと言う。

棚田だったら他にもあるよ、と教えてくれた場所があったのだが、そこはあまり田舎の村っぽくなさそうだったので、目的地は「パーポンピアン」に決めた。map


Googleマップでその辺りを調べてホームステイ(宿)に電話してみた。

ほとんどいっぱい。幸い2軒空いているところがあり、1軒は道沿いで、あまり景色が良くない。でも行きやすい。もう一軒は、山の上にあるので景色は最高で、夜はミルキーウエイの星空です、と言う。だけど、そこまで道が舗装されないので、近くに着いたら電話をしてとのこと。そしたら迎えに行くよ、と言われた。

山岳民族なので、タイ語もなまっていて、細かい会話ができるのか少し心配だったけど、景色がいいという言葉に惹かれて、山の上のホームステイに行ってみることにした。

予約は電話で「行くよ」というだけ。本当に部屋が取れてるのかも心配だし、そこまで辿りつけるのかも心配だった。

用事をすまでせ11:00ごろ出発。
道はgoogleマップで。
約2時間半のドライブ。





ドイインタノンの辺りまでは、検問などもあったけれど、順調に進みどんどん山に入っていく。道が何回も分かれていて、Googleマップのおかげで途中まではうまく行っていたのだが、突然電波がなくなる。





Googleマップも止まってしまい、さらに分かれ道が2回ほど出てきた。
仕方なく車を降りて、後ろから来る車を止めて行き先を聞く。地元の人だったみたいで、すぐに教えてくれた。

以前はスマートフォンなんてなくて、いろんなところに行っていたのに、今では携帯に慣れすぎているのか、電波がなくなると急に不安になってきた。

どうにかこうにか「パーポンピアンはどこ!!」って聞きながら、とうとう「ここだよ!!」っていう場所までついた。

村に入る前に最後の検問。
コロナの対策のため、熱を測り、名前と電話番号を書いて、20b払った。






次に宿探し。

予約した宿は山の上にあるので、どこかで電話をしたい。

でも、携帯の電波が、、、。

とあるホームステイぽいところで、携帯を一回切ってもう一度開けてみると、なぜだか少しだけ携帯の電波が入った。


そして、その建物の中に人はいないかな??と中に入ってみると、男の子が寝ていて、おばあさんがご飯を作っていた。







そこで予約した宿の名前を見せたのだが、分からないという。

そこで電話してみることにした。

その男の子に頼んで、今の場所を相手に伝えてもらおうと思った。

電話をしてみると、待っていたよ!今どこ?と言うので、男の子に代わって場所を伝えてもらった。すると分かったみたいで、すぐ行くよと言っているらしい。

男の子が、ここで待っていたらいいよ!と言って外のベンチに案内してくれて、迎えが来るまでずっと一緒に待っていてくれた。





奥さんの写真を見せてって言われたり、その子が好きな動画を見せてくれたり、いろいろ話しながら楽しく待った。

最後に電話番号交換しよって言ってくれたので交換した。

20分ほどしてホテルのオーナー?がバイクで迎えに来た。





そこから、オフロード!!デコボコ!!途中一緒に乗れないぐらいデコボコで、僕が走って山道を登って行った。









15分ぐらい走って宿に着いた。





山の頂上にある宿からの景色は最高!










夕日が沈む。
なんとも言えない静かな時間


宿代は夕飯朝食を含めて500b!安すぎる。





とりあえず夕飯が冷めないうちに食べた。

お米がすごくおいしい。このお米はなんだろう。
タイ米のように長くなくて、みずみずしい。

昔、田舎のおばあさんの家でお百姓さんがとれたてのお米だよと言って持ってきてくれた時の味に、よく似ていた。


オーナーにお米おいしいね。どっかで売ったりしてるの?と聞くと、これはここで取れたお米で、自分たちで作っていて、自分たちが食べる1年分しか作っていないと言う。

特別なお米だと思った。

後からタイ人に聞いてみると、それは山岳民族のお米で、似たようなものがブランド米としてスーパーなどで高く売られているとのことだった。

通りでおいしいと思った。



その後、宿でゆったりとした時間を過ごしていると、、、。

あることに気づく。
コンセントがない。


携帯の充電ももう切れそう。

まずい、、、。


オーナーに聞いたら、自分の家には電気が来ているけど、この山の上の宿には電気が来てないから、充電はここではできないよ!と言われた。

しかもオーナーの家はかなり遠いらしい。

この頂上の宿からどこにも行けずに、携帯もない状態。

どうしよう。

いいことを思いついた。歩いて車まで戻って、車で充電しよう!
歩いて行ったらどれくらいかかるかな??、迷ったらどうしようと思いながらオーナーに歩いて行けるだろうか?と聞いてみると、もうすぐ暗くなるから危ないからやめた方がいいと言われた。

でも、バイク貸してあげるから、バイクで行って来れば!と提案してくれた!

本当?!
ありがとう😊

それならその辺をバイクで探索もできる!^_^



その後、オーナーとそれぞれのバイクに乗って車のところまで行った🛵

景色が最高。夕日が素晴らしい。






オーナーが、もっといいところがあるよ!と言う。


その場所に連れて行ってもらった。


別世界!!!

素敵すぎる











この畑の真ん中でホームステイもある。

今度は絶対ここにしよう。


9、10月はちょうど稲は緑になって綺麗な時期だという。すごくいいタイミングで来れた。

もう少しすると、稲の色が変わり一面金色になると言う。

もう一度その時期に来たい。

タイミングとしては2週間ぐらいか。そのあとは稲を刈り取ってしまうので、一面の金色は終わってしまうと言う。



携帯の充電のことで、偶然バイクを借りられたおかげで、こんないいところに連れてきてもらって、最高にラッキーだった。

時間帯もちょうどよくて、夕日に照らされた棚田の眺めが素敵でした。

おとぎ話に出てきそうな風景。




充電も済ませて、夜の真っ暗な山道をバイクで帰ると、オーナーのお父さんが待っていてくれた。
優しい。


夜は蚊帳の中で寝た。









次の朝、朝食が運ばれてくる音で起きた。





朝もすごい量のご飯とおかず。

これがまた美味しい!


朝早々にシャワーを浴びて、支度を早く済ませた。
昨日行った村を見てから帰ろうと思ったからだ。


帰りに、お米のお土産までもらってしまった。

ありがとう!!!

この美味しいご飯、チェンマイで炊いて食べるね。







駐車場までバイクで送ってもらった。

本当にお世話になりました!!

また来ますね!と言って別れた。

本当にいい人たちだった。




昨日行った棚田があるところにもう一度行ってみた。














とても素敵なところ。

すっかり気に入ってしまった。




まとめ
費用 500b( 1500円) 一泊2食付き
場所が分かりづらいかもしれませんが、行く価値はあります。棚田の周りのホームステイに泊まるのがベスト。ベストシーズンは稲が実ってる時。村の人はみんな暖かくていい人ばかりでした。










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