ソンクラン(水かけ祭)が終わるのを待ちかねたように、チェンマイに暑さがよみがえってきた。
その暑さを癒やすかのように、街中を黄色い花が染める。
タイの国花ゴールデンシャワーだ。
淡い黄色は景色に沈む。
濃すぎる黄色は景色を抑える。
しかし、
ゴールデンシャワーの黄色はチェンマイの景色に静かに溶けこむ。
この花を見るたびに、チェンマイの人たちの優しさを思い出す。
通りすがりにふと目が合うと笑いかける、あの乙女の優しさを。
道野辺の
黄花に見紛う
乙女かな
黄金花
風にたわむれ
古都に舞う
米澤
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