『朝はお粥とともにやって来る』
目が覚めるとベランダに出る。
雨か晴れかということよりも、今日はふつうに暑い日か猛暑かが気になる。
薄曇りならやや暑いと判断して、なんとなく得をした気分になる。
朝のけだるさを振り払って、一路朝市に向かう。
やれやれ、いつものおばさんがいつもの場所にいて、いつもの笑顔で迎えるてくれるとホッとする。
そしていつものお粥を頼む。
おばさんも心得たもの。
私の姿を遠くに認めると、おばさんはすぐに行動を開始する。
大きなお粥鍋を開け、卵を落とした丼にお粥を目一杯盛る。
これに青菜、胡椒、醤油をさして出来上がり。
25B (80円)の健康的な朝ご飯、一丁上がり!
でもよく見ると毎日通うおなじみさんに、ちゃんと特別なサービスがある。
大根の切り身を2枚入れてくれる。
ありがとう、おばさん。
体調が悪い時、このお粥にどんなに救われたか。
心から感謝しています。
おばさんは片言の日本語で言う。
「オイシイカ?」
もちろんです。
アロイ マーク カップ。
終わり
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